テレビのDLNA機能で5.1chサウンドを楽しむためAACとAC3はトランスコードしないようBEER Media Server 2のViera用Luaスクリプトを修正した

久しぶりにBEER Media Server 2のビエラ用Luaスクリプトを更新しました。
ビエラのDLNA再生機能でパソコンのメディアファイルをビエラで再生するためのスクリプトです。
今回の更新でAACとAC3音声はトランスコード再生時でもトランスコードせず元の音声トラックをそのまま送るようになります。

多チャンネル音声もそのまま送るので5.1chで視聴する事が可能となります。




今までトランスコード再生をするときには音声をAC3 2chへトランスコードしていました。映像と音声の組み合わせによって再生できたりできなかったりと条件が複雑なため音声は固定にしていました。
ビデオカメラを新調したら5.1ch音声に対応してたりしましたが、5.1chを再生するスクリプトになっておらず残念に思っていました。

Luaスクリプトも1年近くも放置しています。かねてより気になっていた音声トラックをそのまま送ったらどうなるか試したところ ほぼ問題なく再生できるようだと判りました。

今まではビエラをAVアンプに接続していても2chでしか送信していないため5.1ch音声をDLNA経由で楽しむ事はできませんでした。そこでLuaスクリプトを修正しAACかAC3音声の場合は元の音声データをそのまま送るようにしました。これでサラウンド再生ができるようになります。
また、サーバーの負荷がトランスコードをしない分軽くなるはずです。
AACやAC3でなかった場合も元の音声チャンネル数を維持します。しかし、動作検証をしていません。AACとAC3以外の音声トラックを持つファイルが手元になかったためです。そのうち動作確認をするかもしれません。

マルチ音声トラックに対応していますので、テレビ側で音声を選択できます。2ch音声と5.1ch音声を用意しておけば自由に選択できます。AVアンプをつないでいなくても2ch音声があれば安心です。テキトーにダウンミックスしてくれるでしょうけど。

以上は改善される点ですが悪くなる点もあります。
AVアンプをつないでいない場合はあまり意味は無いです。音声に使われるLANの帯域幅も増えてしまうでしょう。WiFi接続の方は注意するところです。
また、DVD ISOに関するコードは削除しましたのでISO再生はできなくなりました。もうそろそろISOなんて不自由な形式は使うのをやめて、別コンテナへ入れ直してしまうことをお勧めします。

今回はビエラ用だけを修正しました。AVアンプはビエラとしかつながっていないためレグザで正しく5.1ch音声が送れているか確認ができません。そのうちレグザでも確認するかもしれません。

テレビのリモコンで音声を切り替えられます。この時、何番目のトラックが何チャンネル音声なのか判らないと使いづらいです。 ShowInfo=true として メディア情報を表示させるとメディア情報の2行目にすべての音声トラックのフォーマットとチャンネル数を表示します。4トラック以上あると画面からはみ出てしまうかもしれませんが・・・。

それでは新しいLuaスクリプトを BMS2用Luaスクリプト ページに置いておきます。



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